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台湾ツアー Taiwan Tour 2012/08/09~15

8月9日から15日まで安藤さんと台湾ツアーに行っていました。
台南で一カ所、台北で三カ所のライブを行ないました。
その中の3公演ではCASIOのサポートのもと、電子ピアノのPrivia PX-135を使ってのライブでした。
夢が叶いずっと来たかった台湾に来れました。
シンプルに感想を述べると、人々がとても温かい、食べ物が美味しい、住みやすい、です。

もっと突っ込んで感じた事は、日本人に対して親近感を持ってくれている人達は結構多いです。もちろんその反対も。
それは戦時中の事や今の日本の文化も影響しているのですが、ここで日本の皆さんに気をつけて欲しい事。
どんな戦争であっても人が大勢死んでいくのです。
日本が台湾を侵略した時も台湾人の多くの人が戦って命を落としました。
乙未戦争を経て1895年から1945年まで日本の統治が続いて、
鉄道、鉱山、農業、水道などの開発が進み、近代施設が数多く建設されました。
その後の蒋介石統治時代がとても酷く、
虐殺なども起こった事によって日本統治時代の方が断然マシという意見の台湾人の人は多いですが、
結局は戦争に正義なんて無いのです。
台湾人が親日な人が多いのを勘違いして日本が昔良い事を行なったなんて的外れな意見を言う日本人がたまにいますが、
日本は結果的に良い遺産をいくつか残しただけであって台湾侵略そのものは許されるものではありません。
そういう歴史がありながらも日本人を温かく迎え入れてくれる台湾の人達の心の器の広さをとても感じました。

今回の台湾滞在の中でなんとも言えない懐かしさと切なさをいくつか感じました。
人は人生の中に何千何万という分岐点があってそれを選んで今がある。
でも台湾に行ってみて、一瞬自分がここに住んでた様な錯覚に陥った。
多分違う道を選んだ別次元の天平は台湾に住んで根付いている様な気がする。
それを感じるからこそノスタルジーを感じるのかも。

ツアー全体のオーガナイザーPaulineさん、Paulineのご家族、Brandinさん、Brandinのご家族、
台南のオーガナイザー蔡漢忠さん、青田七六の瓶子水さん、
通訳をして下さったYukiさん、Karenさん、東君さん、協力して下さったCASIOの皆さん、
そしてライブに来て下さった台湾の皆さん、心からありがとうございます!
僕はまた台湾に戻って来たいです。謝謝大家!感謝!我想再来台湾!
そして台湾のタピオカミルクティーは本当に美味しかった。我愛珍珠奶茶!好呷。

今日から3日間ほどTVの収録の為に紀伊半島の山奥に行きます。
大自然の中にグランドピアノを置いてのロケです。楽しみです。