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「太陽と夢」を俺達の4年間に捧ぐ。

俺が大学に入った時、なんでこんな所に来てしまったんだろうと後悔した事がある。しかし、色々と悩んだ結果、大学とは究極の独学をする所であるという結論に至ってから、幾度となく図書館にこもってクラシック、ジャズを問わず歴代の作曲家の曲やピアニストの演奏を聴きあさったり楽譜を探したりした。今の自分の音楽性はその時に形成されたと言っても過言では無い。思想や音楽性を語り合える同志なんて皆無だった音楽と向き合う孤独な4年間の中、一人だけ戦友とも呼べる友がいた。その友がついに結婚する。何故か息子を遠くへ見送る父親の様な気分だ。大学での4年間の記憶が鮮明に蘇ってきた。今書いている「太陽と夢」を俺達の4年間に捧ぐ。