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正義による人殺し
人はそれを正義と信じてしまえば平気で人殺しさえする。一方だけの概念で作られた正義など最早正義と呼べない。
「太陽と夢」の曲の由来
前の記事でも書いた今創っている「太陽と夢」の曲の由来。
https://tempei.com/japan/?p=3589
大学時代の下宿先の「サンドリーム」というマンション、仲間達はいつもそこに来ては飲んで将来の夢を語り合ったりした。ある年の僕の誕生日、夜中12時になるのを待って皆が突然祝いに来てくれた事があって気恥ずかしくも嬉しかった。皆あの空間にいる時、太陽の様に輝いていた。今は皆音楽とは別の道に行ったけど、その時は永遠に生き続けている。
「太陽と夢」を俺達の4年間に捧ぐ。
俺が大学に入った時、なんでこんな所に来てしまったんだろうと後悔した事がある。しかし、色々と悩んだ結果、大学とは究極の独学をする所であるという結論に至ってから、幾度となく図書館にこもってクラシック、ジャズを問わず歴代の作曲家の曲やピアニストの演奏を聴きあさったり楽譜を探したりした。今の自分の音楽性はその時に形成されたと言っても過言では無い。思想や音楽性を語り合える同志なんて皆無だった音楽と向き合う孤独な4年間の中、一人だけ戦友とも呼べる友がいた。その友がついに結婚する。何故か息子を遠くへ見送る父親の様な気分だ。大学での4年間の記憶が鮮明に蘇ってきた。今書いている「太陽と夢」を俺達の4年間に捧ぐ。
デルフトのジョッキでぐびぐび
作曲がうまくいかない時はTOTOを聴きながらデルフトで買ってきたジョッキでぐびぐび。背伸びして今以上のものを無理して出さなくてもいい。無理して作った曲は結局は不自然だったり作曲家のエゴばかりだったり滑らかじゃなかったり。俺が聴きたいものを作りゃいいんだよ。しかしTOTOカッコええね♫
Video of “Blazing Petals-Explosion/炎の華”
Great violinist Ms. Ami Oike played “Blazing Petals”. I hope many violinists play this someday. And will be great if you share this.
ヴァイオリニストの尾池亜美さんが素晴らしい演奏をして下さった”炎の華”。いつの日か色んなヴァイオリニストにもカヴァーして欲しいと思っています。もし良かったら動画シェアして下さい。
意志の強さこそが夢を掴む
悪魔には絶対魂は売らない。けどもし夢が叶うなら自分の寿命を削ったっていい。例え40歳で死んでも。そんぐらいの覚悟を持って音楽をやってる。だから毎日の自分に負けるな。意志の強さが道をひらく、意志の強さが創造性をうむ、意志の強さこそが夢を掴む。
ASKAさん逮捕の件
CHAGE & ASKA – On You Mark by hide2k5
悪魔に魂を売れば大きな才能と成功を手に入れる取引。そんなもの有りもしないが、仮にあるとすればそうしてまでも才能と成功を手に入れたいアーティスト達は少なく無いだろう。作曲家、アーティストは常に孤独と戦い、無から有を生み出す作業を続けて行く内に何処かに逃げたくなる。ASKAさんはそんな自分に負けてしまったんだと思う。許されない事だけどその弱さは理解出来る。現在報道されているニュースを見れば「シャブ&アスカ」だとかその他ボロカスに言って笑って手の平返している世論を目にしたりすると寒気を感じる。人を殺したわけではなく彼の問題であり、そして彼自身罰を受けるし、ティッシュの体液から薬物反応出たとか恥ずかしめを受け。もういいでしょ?彼個人の問題ではなくCD自粛などの損害で連帯責任とかいう人とかも多いと思うけど、何か問題が起これば自己責任を連呼するのを日本ではよく聞く。都合の良い責任論。弱者の物語は大好きだけど反社会的弱者とみなせばイジメの様に壮絶な叩き方をする。薬物に手を出した彼の行為が罪であって音楽に罪は無い、CDを聴きたい人は買えばいいし薬物依存者の音楽聴きたく無い人は買わなきゃいいだけ。それと、このOn Your MarkのPVが反原発のメッセージを込めてるからって今回のASKAさん逮捕の件が原発推進派の企みであるという陰謀説にも正直うんざり。関係無いでしょ。このPVがリリースされたの大部前だし、しかもチャゲアスサイドが宮崎さんに打診して宮崎さんが歌詞を独自に解釈してこのストーリーを作ったから普通なら宮崎さんに矛先が行くでしょ。正直原発反対だし放射能にも人一倍気を使ってるけど何でもかんでも関連づけるこういう陰謀説は好きじゃない。
あ、そうそう。日本の世論がえらく体調を気遣って応援している今回の日本でのコンサートツアーを全部ドタキャンしたポールマッカートニーは大麻だけじゃなく相当なドラッグ中毒者だった事を告白している。でもみんなCDバンバン買うし高いチケットでも買う。
ただ言えるのはASKAさんは弱かったからアーティストとしての孤独や創造との戦いに負けたって事。そしてこの曲はとっても素晴らしいって事。