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【花粉症について調べてみた】

【花粉症について調べてみた】
スギ花粉のせいで大量のくしゃみ鼻水で苦しんでたが、カンボジアに行った途端完全に止まった。
そして6日間過ごして日本に帰ってきたら元気に再発(笑)
で、色々調べたが「関東のスギ花粉の飛散量は異常!!」
前に住んでいた関西より期間も量も圧倒的に多い。
https://www.ssp.co.jp/alesion/hayfever/calendar/
そういえば僕自身も関西にいた頃は何も無く、関東に住み出してから花粉症を発症した。

【樹齢30年から100年のスギが花粉を飛散させる】
焼け野原になった戦後日本、多くの家を建築するにあたって大量の木材が必要になっていく。
政策として補助金をばら撒き、1950年末頃からスギやヒノキの針葉樹を植樹していく。
そして国土の20%がスギ林、という極端な結果に。
そんな中、木材輸入自由化が始まり海外木材が安く買え、国内の木材などが売れにくくなり、林業の従事者達が次々に廃業。
その結果、多くのスギ林が伐採も手入れもされずそのままに。
樹齢30年から100年のスギが花粉を多く飛散させるらしく、本格的に花粉を飛ばし始めたのは1980年代から。
https://toyokeizai.net/articles/-/161376

【針葉樹のメリットデメリット】
針葉樹のメリットは二酸化炭素吸収率が高く、成長も早く育てやすい。製材しやすい。
デメリットは花粉症もあるが、根が浅いので倒れやすい、地盤も弱くなり土砂崩れが起きやすい。
針葉樹の葉に油分が多く含まれていて落葉しても腐葉土にはなりにくいらしい。
その結果雨水を保水することができず、雨はそのまま川へと流れ出る。
そういえば、大雨や台風の時に川が氾濫している事が多い紀伊半島は殆どが山で囲まれていて、スギやヒノキの人工林が多く、もしかしたらその影響も大きいかも。
あと”クリ”イモ”柿”どんぐり”といった食べ物になるような植物が少なく、動物達にとって食べ物を得られる機会が少ない。

【まとめ】
花粉症が辛くって色々調べてわかった事。
PM2.5、排ガス、コンクリートの多い都会では花粉が吸収されずに再飛散する事などの影響も多いとは思うが、
高度経済成長期の林業政策の失敗とその後の放置が原因の人災。
スギの木の花粉飛散年は70年くらいなので大量に広まった人工林を放置している限りは2050年頃までは少なくとも大量花粉飛散は続く。
しかも今もなお毎年スギの植樹は行なわれているので伐採しない限り増え続ける。
樹齢100歳以下のスギやヒノキを建築木材とかにもっと多く使用して伐採し、必要な分だけ残して徐々に元の日本の自然林の状態に戻して行ければベスト。
人口も減少していっているし今動かないと益々使い道が無くなる。
それと今後も植樹していくなら花粉が飛散する若いうちに伐採して使用する事。

【ちなみに】
ウェザーニュースの「花粉症調査」によれば花粉症の「症状が重い」と答えた人の割合が最も高かったのは神奈川県(53.4%)。
なんてこった!俺の住んでる所やん(笑)そりゃあ辛いはずでした。
将来的にこの時期にスギ花粉の少ない海外か国内の何処かに脱出しよう。
そしていつか作るログハウス村にはスギやヒノキ木材をいっぱい使おう(笑)